ギュスターヴ・モロー展
金曜日ですが、渋谷東急Bunkamuraのモロー展を見に行きました。平日は19時までですが、金土は21時まで開催しています。会期終わりも近く、かなり混みそうなので仕事後の金を選んだのだけど、正解。空いていました。
モローについて詳しくはないですが、「出現」が特に好きで簡単な本を持っていました。
とにかくモローという人間のまめさが伝わってくる展示でした。
完成作品の点数は少なく、ほとんどが下絵や習作でしめられています。それが残念でもありましたが。(1300円は高いかなぁ)。
作品の大きさは一辺が大人の背丈の大きい物が多いのですが、その一点のために沢山のデッサンや、いくつもの下絵を描いています。その巨大サイズでの下絵もあって驚きました。長生きしたモローですが、晩年には自分の美術館の準備まで周到にしています。血液型はきっとA型でしょう。
「出現」「一角獣」「エウロペの誘拐」といった、かなり有名作品が来ていました。特に「出現」が日本で見られてとても嬉しかったです。
険しい顔をした白い裸身のサロメが、所望した洗礼者ヨハネの首を指さしています。ヨハネの首は血を滴らせながら宙に浮き、光芒をはなっています。画面全体に東洋的な細かな文様が描かれ、とても幻想的な絵です。ミュシャやクリムトなど19世紀のヨーッロッパの画家の多くがそうであったように、モローも東洋に惹かれたらしく、仏教絵画によく似た肖像画などがありました。
父を誘ってきたのですが、画集を買ってくれました。ブリューゲルやボッシュの奇妙な絵(「悦楽の園」などの)をもとにした楽しいフィギュアが売っており、あまり物を欲しがらない父が欲しそうにしていました。誕生日に喜ぶかなぁ・・・
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| 【展覧会・美術館】展覧会 | 23:13 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑
つくねさん
初めまして、Juliaと申します。
TBありがとうございました。
とても素敵なイラストを描かれるのですね!
モロー展へ行かれたらますますイマジネーションが
高まったのではないでしょうか?
TBさせて頂きます。
| Julia | 2005/10/19 20:03 | URL |